『社長の勉強法』を読み終わった。

2012年の時点で、事業が上手くいっている企業の社長にインタビューしてまとめたビジネス本。

対象者は、ライフネット生命の岩瀬さんや、BEAMSの設楽さん、グロービス経営大学院の堀さん、エニグモの須田さんなど8人で、社長の考え方、実際の行動、情報収集方法について知ることができる。

社長の勉強法 (メディアファクトリー新書)

ポイント

社長と自分とを比較することで、自分自身の考えが定まってないところ、思考の上手くない部分、心の弱いところを、少しだけど知ることができたと思う。

全員から学ぶところがあったけど、特に好きなのは、グロービスの堀さんと、BEAMSの設楽さん、クロスカンパニーの石川さんでした。グロービスの堀さんは、自分の心に従って行動しているのが、好印象。

設楽さんの本の読み方は特徴的で、本の目次を読んで内容を想像したあとに読むというもの。目次だけで十分自分の考えが深まったら、本文を読まないこともあるそうです。

受け身にならず、自分の頭で考えたものと、本の内容とを比較すると、その後本の内容が自分に定着しやすい、というのは実感があるので、たしかにこれはいい勉強法だと思った。

石川さんは、なんだ一度も名前の聞いたことのない会社だな。この人から得るものあるかな…と上から目線で読み進めたら、チャイにとっては一番勉強になった方でした(;´・ω・`)

「2段階上の人を参考にする」、とか、「相手の話からダイヤモンドを見つける」とか具体的にどうしているのか、が書かれているので、すぐ実践できます。

この本のいいところは、社長の思想や、実践していることや、心の持ち方などを、具体的にしることができて、すぐ試せるところにあると思う。

ただ、注意点なのが、この本の著者(インタビュワー)が、さも社長の意見のように自分の意見を言ったり、社長はこう思ってるだろうと推測したりしている部分があるので、社長の言葉と、著者の推測の区別はしっかりしたほうがいいと思った。

共感した言葉

クロスカンパニー石川さん

いまいる段階によって合うべき人は異なり、段階的に実力をつけていくべきなのだ。(一部略、改変)

石川さんは、とても謙虚です。この姿勢をずっと続けて力をつけ続けたらすごいことをになるんじゃないか?と思って、今の状況を調べたら、すごい賞を受賞してました。

 国際的な表彰制度の世界大会 『EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EY World Entrepreneur of The Year)2014』

 

グロービス堀さん

自分が正しいと認識したものをもとに論理を組み立て、それしか信じないこと。偉い人、賢い人がなんと言おうが、自分が正しいと思うものだけを論拠に据える。(一部略、改変)

自分にとっての正しいは、常に自分の中にあって、自分の外側の、本の中や、人の口から発せられる言葉の中には無い、ということを心底思う。